2008年の実生その9
2008.05.09 Friday | 実生イカリソウ

親が不明な実生イカリソウです。
こぼれダネからの実生のポット上げだろうと思われますが、バイカイカリソウ系であることは間違いなく、また小葉の出方から狭義のイカリソウの系統であると思われるので、花色を考えると源平咲きのイカリソウが片親になるのかもしれません。
花のサイズは前述の「実生その8」よりはひとまわり大きいです。
花の咲き初めに顕著なのは内がく片が濃紅であることで花弁の淡紅色とコントラストがあります。咲き進むと内がく片の色は褪せます。
生育が旺盛で多花性のようです。
葉は2回3出で9小葉、葉に鋸歯があり狭義のイカリソウの葉に近いです。

バイカ系ですが、花はお碗型にはならず、内がく片が反り返ります。

下の花が咲き始めで、内がく片の色が濃くなっています。

内がく片は周囲が波打って反り返るので華やかです。
この花の我が家での呼び名は「濃姫」にするとQが決めました。
育種栽培がなりわいならば、選抜の目はもっと厳しいものでしょうし、親の記録がないというようなだらしないことがそもそもないはずで、作られた実生株もコード管理などをする方が能率的であろうと思うのですが、なにぶん素人のすること、ちょっと変わったお花が咲いたら大喜びで自分の庭だけの名前をつけてはしゃぐことをどうか大目に見ていただけますようお願いします。