日本桜草の植え替えの季節がやってきました。
5号鉢9鉢と、4号ポット2つを、2日に分けて植え替えしました。
日本桜草の品種は我が家には13種類しかなくて、そのうち4品種は今シーズンに購入したものですので、500品種以上もあるという日本桜草のことをほとんど知らないと言っても言い過ぎではないのですが、家にあってこれまで植え替えをしてきたものを見た限りで言えば、品種によって丈夫なものとそうでないものがあるという印象です。
家にあるもので丈夫なのは「
武蔵野」と「
駅路の鈴(らしき品種)」、「田子の浦」です。
これは非常に殖えます。
昨年、「
田子の浦」を5号鉢に4芽、巴(4芽だから巴にはなりませんが)植えにしました。
芽は10芽ほどありましたので、一番いいものから4番目までを5号鉢に、残った内のいいものを3芽ポット植えにして、残りは廃棄しました。
ポット植えは夫の職場の人にさしあげました。
鉢植えにして、春に立派な花が咲き夏以降休眠した株を今回また植え替えしたのですが…

芽はこんなに殖えていました。12芽(内、分けられない芽が2芽)あります。
花の咲きそうなものだけ取り出したので、もっと小さい芽は5つほど廃棄です。

もっとも充実した芽です。
今回も、一番いい芽から4番目までを鉢植えにし、さらに残りの内から4芽をポット植えにしました。
差し上げるあてもないのでもったいない限りですが残り3芽は廃棄しました。
この花は好みなのに、なかなか殖えない、というものもあります。
我が家にあるものでは「
墨染衣」です。
今回の植え替えでは1芽っきりになってしまいまいした。
それと、昨年からなにかへンと思われていたのが「明烏」と「彩雲」です。
もともと丈夫なたちと思われ、殖え方も旺盛なのですが、根があまり元気ではありません。
黒ずんで腐っている所が多いのです。
よく見るとコブのようなものがあります。
これは、雪割草でイヤというほど見てきた、ネコブセンチュウの仕業ではないか?と思いました。
いちおう、根の悪い所、コブのあるところを全部取り去り、効くかどうかわかりませんし薬害の出る恐れも無きにしも非ずですが、雪割草に使うネコブセンチュウ駆除剤の「バイデート」をふりかけてみました。
もしかしたらダメになってしまうかもしれませんが、持ち直して欲しいものです。
後で検索をしてみた所、やはり日本桜草はネコブセンチュウの被害があるようです。
「
明烏」と「
彩雲」が特にネコブに弱いのか、それとも置き場が悪かったのかはわかりません。
日本桜草の場合、腐葉土を多めに混ぜるとネコブの被害が少なくなるのだそうです。雪割草をナラ類と寄せ植えにするとよい、と言われるのとおなじ理由なのでしょうか。腐葉土はナラ類の葉で作られるものが良質ですから。