キイロアザミウマの被害

またまた更新が滞ってしまいました。

この夏の猛暑は植物にはずいぶんしんどいことだったろうと思うのですが、人間にも大変なダメージでしたので、水遣りをするのが精一杯でした。
8月末になって日中庭仕事をしてもどうにか大丈夫そうな気温になり、雪割草の棚をゆっくりと見てみたら、ハダニの被害を受けたような、黄色く変色しかかった葉が何枚もありました。

むし

奈良での雪割草栽培では、用土を細かめにして夏の水遣りを控えるほうがよいということを聞いていたので、昨年くらいからそのようにしているのですが、やはりそれだと空気が乾燥しすぎて、ハダニの被害をもたらしたものに思えました。

殺ダニ剤が我が家にはないですし、近所のホームセンターに行っても売っていなくて、遠くの農業資材専門店に行く機会がなかなか見つからず、とりあえず、害虫忌避作用があるという「アグリクール」(現在は販売中止になっています)を葉の裏に筆で塗ってみることにしました。

ところが、葉の裏の虫をよく見てみると、どうもダニではないような気がしてきました。

むし

○で囲ったものが問題の虫です。
大きいもので体長が1ミリ強です。赤い○の虫は、羽のようなものがあるように見えます。黄色い○の方の虫はウジのようなものの感じです。
どうもこの虫は昆虫のようで、ダニではないようです。

動きはかなり素早く、すべるように移動するさまは、バラの花などにつくスリップス(アザミウマ)に似ているように思いました。

それで検索してみたところ、この虫は「キイロアザミウマ」の仲間だとわかりました。
↑の写真の、赤○は成虫で、黄色の○は幼虫だとわかりました。
また、この虫は卵を葉の内部に産みつけ、さなぎは土の中で過ごすのだそうです。

むし
この写真では、ハダニとキイロアザミウマが共存しています。赤○がキイロアザミウマ、緑の○がハダニです。

アザミウマなら、アセフェート粒剤が効くだろうと、ハダニ対策で葉裏を筆で洗うのは引き続き行い、同時に用土にアセフェート粒剤をふりかけました。
後に、キイロアザミウマにはアセフェート剤は効き難いとあるサイトで読んだので、「モスピラン」という粒剤にきりかえました。

棚置きの鉢植えの雪割草すべてにこの処置をしたのですがほぼ9割の株に被害が見られました。かなりひどいものもありました。
ハダニと異なるのは、この虫は完全に乾燥したところを好むものではなく、葉柄のつくところの葉の合わせ目の陰とか、葉の縁の少し裏側に巻き込んでいるところなど、暗めで湿度の保たれる場所が好きなようでした。

弱った株では薬害のせいか、葉の縁から黒くなってきたものもありますが、今のところ、ほとんどの株は虫が発生していません。
ただし、薬は卵にはきかないので、1ヶ月くらいは丁寧に観察した方がよさそうです。
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