orz

私はとてもそそっかしいです。ドンくさいくせにイラチで、不器用なくせに横着モノです。
それだから、園芸に限らず日常生活で毎日のように何か失敗しています。
でも、今回だけはかなりメゲてしまいました。

先日から時間を見つけては頑張っている、ヘレボルスの植え替えなのですが、育て始めてから最近までヘレボルスの植え替えのしかたをちゃんとわかっていなかったツケがたっぷりとたまり、私のヘレボルスははなはだしい根詰まり状態になっております。
植え替えを一度もしたことのない株、また植え替えをしているものの、根鉢を崩さずにただ鉢増ししただけの株など、根がグジャグジャにからんで、しかも一番古い根茎の部分は土の団粒構造がくずれたせいか激しい根ぐされを起こしているものもあります。
そのせいで、数年栽培していれば芽数は多くなってもおかしくないのに、我が家のへレボルスは古株になればなるほど芽数が少ない、という悲惨な状況です。

先日もそうしたうちのひとつ、「アトロルーベンス」の名前で購入した小輪のヘレボルスの根鉢を崩そうと躍起になっていました。
鉢の号数が6号なので根鉢はそこそこ重みがあります。
竹箸を使ってなるべく太い根を切らないように、でもチカラを入れてほぐしていたのですが、根鉢に神経が集中するあまり、土の上の葉のことをすっかり忘れていました。
ぐっ!とチカラを入れたときに、ぽろっ!と…

小輪
ひとつしかない葉芽が根元から折れてしまいました。
もう、呆然としてしまいました。

小輪
ポッキリ折れています。

雪割草なら、根と根茎がしっかりしていれば芽を吹かすことができます。
でもヘレボルスはどうなのでしょう。
根茎に芽の動きそうなところがあるかどうか見てみましたが動くかどうか微妙な感じです。
とりあえず、根鉢をほぐして根洗いしてみました。
ダコニールの水溶液に20分ほどつけてから、葉芽の取れた痕と切れた根の先端にダコニールの原液を塗って植えつけました。

さて、次も芽がひとつしかないトルコータスの根鉢崩しです。
先の轍は踏まないぞ、と、慎重に慎重に根鉢を崩します。
この根鉢は7号サイズだったので片手で持つには重いです。
左手で持ち、右手で竹箸を使って根をほぐしていたその時、左手がグラっとバランスを崩して根鉢を落としてしまいました。
…で、
トルコータス
また折れてしまいました。

orz
私の心境を絵に描いてみました。

私は、家にあるヘレボルスのうちでもこのトルコータスはかなり気に入っていたので、この株もどうにか救えないかと思い、根洗いしてみました。
すると…
トルコータス
根茎の中心部の下の根がごっそりありません。

ねぐされ
真っ黒に根ぐされしています。

この株は植え替えたことはあるのですが、その時、根鉢を崩さずにひとまわり大きな鉢に放り込んで、土を足しただけでした。
もともと生産者が植えた土の中に粘土質が入っていてそれが根茎の真下だったので、根詰まりも拍車をかけて根ぐされを起こしたようです。

これも腐ったところは取り除いてからダコニールの水溶液につけ、小輪のものと同じ処理をして植えつけました。

鉢
地上部のなくなった鉢ふたつ。

非常に危機的な状態ですが何とか芽が動いて復活して欲しいものだと思います。
それにしてもそそっかしい自分に情けなさがいっぱいです。

今検索して調べたところによると、根元からはずれた葉芽は挿し芽ができるということです。
私は葉芽を捨ててしまいました。
挿し芽のことを知っていればよかったです。
ダメダメ園芸 | comments (6) | trackbacks (0)

根茎を横にするのはなぜ?

今年の春に発売された「育ててみたい山野草/春 (NHK趣味の園芸ガーデニング21) 」という本の雪割草のページに、雪割草の植えつけ方について「長い根茎は横に曲げる。」と書かれてあります。

これまで、他の本に同じような記述はなかったように思うので、どうして横に曲げなければならないのかよく考えてみました。

雪割草を何年も育てていると、長い根茎を持つようになります。
雪割草の葉は根生葉で茎のようなものは地上に見当たりませんが、前年の葉柄のついていた位置が根茎になるので、年数を重ねるごとに根茎が伸びていきます。

これは、雪割草の自生する場所が落葉樹林の林床であって、年々落ち葉が積み重なる条件に適応している生態であるということができると思います。
堆積物の積まれる厚さと同じに芽は上部にのびていかないと埋もれてしまいます。

そういう雪割草を、鉢という小さなところに押し込めるとき、いろいろ不都合が出てくるように思います。

私の棚の雪割草も、長いものではもう8年ほど栽培しているものがあるのですが、植え替えの時にずいぶん苦労するようになりました。
大株になると、芽が数個ついているようになりますが、その芽の位置が上下ばらつきがあって鉢の上面にきれいにそろわないのです。

図を描いてみたので芽の増えるごとに追って説明します。

1:一芽のとき
たて1
この状態では何も問題ありません。

2:二芽のとき
たて2
根茎の下側に芽が吹きました。

3:三芽のとき
たて3
さらにもう一芽吹いて三芽になりました。

この状態で鉢の中にどう入っているかというと…
たて鉢
…のような感じです。
一番下の芽に土の表面を合わせると根茎が飛び出てしまいます。上の芽に合わせると下の芽が隠れてしまいます。

根茎が飛び出た状態になっていると、一番新根の出やすい部分が常に乾燥することになり、根が出ず、株が弱っていきます。
また、根茎が又になった部分に水がたまるからか?病気にもなりやすいように思います。

結局、大きくなった株もあちこちで腐ってくるためかいくつも株分けしなければならないようになりますし、ひどい場合にはほとんど瀕死あるいは枯死するようなこともあります(これは私の水遣りがヘタなのと、奈良という悪環境で育てているためもあると思います)。

「横に曲げる」ということを考えてみた時に、私の雪割草のこうした問題と関係するのではないかと思いました。

根茎を横にして植えた場合を上と同様に追ってみました。

1:一芽のとき
よこ1
この状態では縦に植えた場合と一緒です。

2:二芽のとき
よこ2
根茎から芽が吹きましたが、一つ目の芽との上下の差は少ないです。

3:三芽のとき
よこ3
根茎に対し同じ側に芽がそろいます。

この状態で鉢の中にどう入っているかというと…
よこ鉢
…芽が土の表面にそろいます。

この状態ならば、根茎ぐされについてはどうかわかりませんが、植え替えの時に根茎の上部が飛び出してしまうということはないので、新根が出やすいだろうと思われます。

雪割草の上手な栽培家の方にお話を聞いたわけではないのでこの理解が正しいかどうかわかりませんが、やっぱり根茎は横に植えるように工夫した方がよいように考えています。

日本桜草は、花が終わった時期に「増し土」というものをしてあげなければいけないと栽培書に書かれています。
日本桜草の自生するところは河原で、川のもたらす堆積物が年々積み重なり、それに対応して地上部を持ち上げるために根生葉のすぐ下に根が出るというサイクルになっています。
鉢栽培下では堆積物はやってこないので、人間が代わりに土を足してあげるのだということです。
ただ、日本桜草の地下茎は自分で勝手に横に走る性質があります。

雪割草が、同じく堆積物に適応した生態をもっているのに、なぜ根茎が下に伸びるのかということをさらに考えてみたのですが、これは雪割草の自生地が河原のような平地ではなく、斜面だからではないかと思いました。

自生

自生地では、下に引っ張る引力もありますし、冬の積雪の重みもあるでしょう。横に走る根茎では斜面から流されてしまうのかもしれません。

私は雪割草の自生地を見たことは勿論行ったことすらないのですが、植物を観察するといろんなことが推論できて面白いですし、やっぱり自生地を知ればもっと雪割草の栽培も上手になるのだろうと、そんなことを思いました。
雪割草 | comments (4) | trackbacks (0)

なめるように

庭仕事が押せ押せになっています。

雪割草はなんとか済みました。
ヘレボルスの植え替えがまだ7鉢。これが根が回りきってどうにもならない状態でほぐすのに時間がかかり、といっても根っこは傷だらけになってしまうのですが、1日に1〜3鉢くらいしか植え替えできません。今日はやっと1鉢だけやっつけました。
9月中には済んでいなければならないシャクヤクの植え替えもまだ。夏越ししたプリムラジュリアンも気になりつつ手付かず。
そろそろビオラなど仕入れてきたいし、球根を植える準備もしなければならないし。
自分にムチ打って打って頑張らないといけない!

ウチのお花はなかなかきれいに咲いてくれませんが、やっぱり世話が足りないのだなとつくづく思います。
きれいに咲かせてあげるには、毎日見つめて、撫で回して、犬やら猫やらが子どもをなめまわすように世話をしないといけないものなのですね。

今の庭のお花。

タカクマ
猛暑でキイジョウロウホトトギスは瀕死だったのに、このタカクマホトトギスはすごく元気でした。葉枯れもなくよく咲きました。

ホトトギス
名無しさんホトトギス。

イヌショウマ
イヌショウマが咲き始めました。いつもより元気なようなので不思議です。

サザンクロス
植えっぱなしのサザンクロス。後ろはヤノネボンテンカ。
庭つれづれ | comments (2) | trackbacks (0)

ボタンヅル

ボタンヅル
(2007/9/9撮影)
ボタンヅル Clematis apiifolia (キンポウゲ科)です。

これは、お山に行ったときにさし穂を20センチほどいただいてきて挿し木して育てました。
発根する力がとても強いようで、木質化するつるが垂れ下がり地面に着くとそこから根が出るほどです。

鉢植えにしていたものですが、行灯仕立ての支柱ではおさまりきれず、そばにあったキンモクセイの木に這い登り、そこで花を咲かせたのが4年ほど前だったでしょうか。けれど鉢植えのままではあんまりなので一旦つるを根ぎわで切って、鉢を割って根鉢を取り出し、鉢のおいてあったそばの花壇に植え込みました。
昨年にはすでにキンモクセイの樹冠をつるが覆っていたのですが、ハバチの仲間の幼虫(真っ黒いイモムシです)に葉から花芽から全部食われて咲きませんでした。
今年はハバチが発生した時に殺虫剤で駆除したのでどうにか開花にこぎつけました。

ボタンヅル
脚立に登って撮った写真。まだつぼみのほうが多いですが樹冠はすっかりボタンヅルに覆われています。

ボタンヅル
センニンソウのように白くなくてクリーム色、花もひとまわり小ぶりで、しかもかなり大きくならないと咲いてくれないのですが、やっぱりこうして咲いてくれるとうれしい。

ボタンヅル
ガク片(花びらのように見える部分)よりもしべの目立つクレマチスです。
クレマチス | comments (0) | trackbacks (0)

「ブラックビューティー」

ブラックビューティー
(2007/7/17撮影)
ユリの交配品種「ブラックビューティー」です。

手元にある「ゆりを楽しむ」(栃の葉書房)によると、カノコユリとキカノコユリの交配で作られ1957年に発表された品種だそうです。
分類上は「OTハイブリッド」となるようです。カノコユリがオリエンタルハイブリッドの原種、キカノコユリがトランペット・オーレリアンハイブリッドの原種であるからのようです。
以前、ガーデニング雑誌で、アメリカのお庭にこの花が咲いている写真を見て、どうしても欲しいと長年思ってきました。
ネットをするようになってからもユリの球根の出回るシーズンになるとこのユリを毎年探していました。
一昨年の秋、あるガーデニング雑誌関係のネット通販で球根の販売を見つけ、飛びついて購入しました。
でも昨シーズンは、つぼみはついたものの高温障害?でしおれてしまい、このまま球根がダメになったらどうしようと思っていましたが、今年無事に開花しました。

ブラックビューティー
「ブラックビューティー」の横顔。美しいです。
草丈は、鉢植えのせいもあるかもしれませんが70センチほどと小ぶりです。
花もカノコユリサイズで、小さくもなく巨大輪というわけでもありません。

ブラックビューティー
逆光で撮るといよいよ黒っぽいです。

もっとこのユリを植えたいと思って、安く購入できる通販を探しておいたのですが、雪割草の植え替えなどで手をとられている間にいつの間にか在庫切れになっていました。
失敗した!
…というくらい、このユリには惚れてしまいました。
ユリ | comments (0) | trackbacks (0)
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実は図書館で借りただけでまだ買ってないのですがこれをひとりの方が書かれたというのがスゴイです。

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ものすごくマニアックなものでなければこの1冊で山野草栽培はOKという感じです。