育てにくさ

奈良は11月の最終週になって急に木の紅・黄葉が進みました。草もまた同じペースで、ある朝気がついたら、イカリソウがいっせいに草紅葉になっていました。

園芸作業も一段落で、あとはそのイカリソウの古葉を切るくらいで年内の作業は終わりそうです(しかしその鉢が100以上はあるのですが)。

11月の初めまでかなり根を詰めて庭仕事をしましたが、実生から5年ほどたったユリなどもポット上げしようと掘り上げてみました。

いただきもののササユリの種子を蒔いた苗床にまず手をつけてみました。
すると・・・

ささゆり
20球以上あったはずなのですが掘り出せたのはこれだけ。しかも健全な球根はひとつもなく、みな黒ずんで腐敗しかかっています。なくなってしまった分はおそらく、腐敗して溶けてしまったのでしょう。

よく見ると、穴の開いているものがあります。苗床に入り込んだ何らかの虫に食われたのでしょう。その傷から菌におかされたのかもしれません。

もうひとつ、同じ方からいただいたヒメサユリ開花株から得た種子を蒔いた鉢をあけてみました。

ひめさゆり
こちらは健全です。用土はササユリ苗床と全く同じで、置き場は隣同士だったのですが、虫食いもなく腐敗もありません。

単に私の栽培が下手ということなのかもしれませんが、こうも結果に違いがあるということはやはり、ササユリは栽培の難しいユリなのでしょう。
それにしても、せっかくいただいた種子をちゃんと育てられなくて、本当に申し訳ないです。

ヒメサユリは新しい用土で植え替えました。親株はウィルスで処分してしまったので、こちらは無事大きくなって花を咲かせて欲しいです。
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パパはどこから…

1株だけあるユキモチソウが今年も春に咲きました。

奈良の夏はたいがい暑いことだろうと思うのですが、それに、丁寧に鉢作りしているわけでもなく、庭に地植えして全くの植えっぱなしなのですが、春になるとちゃんと芽を出してくれて花を咲かせてくれます。

ユキモチソウのようなテンナンショウの仲間は株の栄養状態によって性転換をするという性質があります。

確か2001年に植え込んで、3年間は雌株でした。雄株か雌株かは、「お餅」の下に子房がついているかどうかでわかります。
2004年からは株がやせてしまったのかずっと雄株でした。
それが、今年はひさしぶりに雌株になりました。

雄株の時は初夏になると全草が溶けるように消えていってしまいます。
でも雌株の時は初秋になるまで葉が枯れずに残っています。
以前雌株だった時は子房が太ることなしに花序がしおれていきました。
ところが今年は、なんだか子房が膨らんで果実のようになってきました。

9月23日
9月23日のユキモチソウ。

青い果実は大きなものと小さなものがあるので、これはどういうことなのかと不思議でした。
普通こういう場合は、小さいものはシイナで大きいものは種子が入っているというように考えます。
でも、我が家にはユキモチソウが1株しかありません。このユキモチソウは「ママ」なのですが「パパ」がいないのです。

12月3日
12月3日のユキモチソウ。すっかり赤く熟しました。

種子?
赤くなった実をひとつもいでむいてみると、中から種子が出てきました。
果たしてこれはちゃんと胚を持っているのでしょうか。

テンナンショウの仲間は交雑しやすいらしいのですが、我が家にはテンナンショウ属の植物は他に生えていませんし、私の家の周りは自然が残っているといえテンナンショウは見当たりませんので、花粉が運ばれてきたということも考えられません。
オオハンゲやニオイハンゲは近くに植えていますが属が違いますし交雑するようにも思えません。

とりあえず種子をとりまきしてみました。何か発芽すればめっけもの。
でも、パパは一体誰なのでしょう?
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