光あるところに影がある(byサスケ)

きれいに咲いたお花の写真を載せる方が誇らしいし、見ていただく方にも楽しんでいただけるかなとは思うのですが、実のところはきれいに咲くお花ばっかりではありません。
今シーズンは特に、梅雨時の消毒もできなかったし、秋の植え替え時に観察不足で水切れ寸前になった株が多数あったり施肥が全くできなかったりで、十分につぼみを太らせることができず、つぼみを切って株の負担を減らした鉢が実に1/3ほどあります。
それどころか、瀕死の状態の株だってやっぱり10株ほどあるのです。

おともだちがブログで、状態の悪い株を記事に書かれているのに感銘して、私も雪割草の「ダメじゃん」な写真をご紹介します。

いただきもの
↑これは、そのおともだちにいただいた苗です。
きれいな薄紫の二段のお花が咲くのですが、お花が咲くところまで持ち直してはまた危篤状態に転化する、ということを繰り返しています。
(うまく栽培できなくて本当にごめんなさい!)
私のこれまでの貧しい経験からだと、ふっくらした芽がだんだん硬い小さなとがった芽になり、太りそうもない小さなとがった芽が根茎からいくつも出てくるようになると必ず先細りになっていきます。
この株はその典型です。
こういう株がいくつかあって、なんとか死なせないでいるだけ、という状態です。
どうやったらこの状態からふっくらした芽を出させるようにできるのだろう…

ヤフオク
↑ヤフオクで昨年入手した、初鏡系の二段の株なのですが、古葉を切った後で植え替えたところ、芯芽が秋口から真っ黒くなって、どうにかか細い葉が2枚だけ出ましたが、根茎から小さい芽が2つ出てきています。
とても気に入ったお花だったのでなんとかなんとか生き返って欲しいのだけれど、毎日「がんばって」と声をかけているのだけれど。
白菊F1×初鏡F1
↑これが昨年の花。

分譲
↑二段咲の♀親にしようと昨シーズンあるサイトの分譲で手に入れた日輪咲なのですが、なんとなく葉の元気がなく、植え替えて見たところひどい根腐れでした。出てきた新葉も青息吐息です。
赤緑二段
↑これが昨年の花。

以前は実生苗をバッタバッタと枯らしましたし、上のような状態になった大人の株もいくつ枯らしたかわかりません。
ただ、最近は実生苗の歩留まりが本当に良くなって、昨年は60株ほど残した実生株の内、枯れたのは1株だけだったので、多分…ひいきめに見なくても…ちょっとは栽培の腕もあがってきたんじゃないかなぁ…?とは思うのです。
でも、依然として危篤状態にある上のような子を救えないでいるのが現実です。
もっと上手になりたい。助けたいなぁ。

しーさんの「うちの花あれこれ」の「その裏には…」という記事にリスペクトを込めてトラックバックします。
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雪割草の不思議

雪割草を栽培し始めて満10年になるのですが、付き合いが長くなるほど雪割草の不思議は増すばかりです。

銀鈴
↑おともだちからいただいた銘品の「銀鈴」という丁子咲です。本芸ではないと思うのですが、今年は割りに華やかに咲いてくれました。

銀鈴
↑クローズアップです。

おともだちに、ポット植えのこの株をいただいた時に、こぼれダネからのカイワレ芽がたくさん生えていました。
植え替えの時に別のポットにカイワレ芽だけを移したのですが、確か6芽くらいあったものが4芽はダメになり、生き残ったのは2株でした。
そのどちらも今年初花でした。

↓子どものうちのひとつ。
銀鈴の子
なんとなく、親の面影があるのじゃないかな?という標準花に咲きました。
白弁で葯の色が赤系統というお花はウチにはあまりないし、なかなかしっかりした雰囲気のお花なので大事にしたい株です。

後から咲き出したほうなのですが
銀鈴の子?
↑赤いお花が咲きました。
色は似ても似つかない子です。こぼれダネと言っても、必ずしも生えていた株の子ではなく、他の鉢のタネがしなだれてこぼれることもありますので、本当に「銀鈴」の子かどうか上の株も含めてわかりませんが、もし銀鈴の子だったら白いお母さんからこんな赤い子が生まれてくるなんて不思議です。形はお母さん似、色はお父さん似なのかもしれません。

それにしても、オマケでウチにきたこの子たちがこんなに器量よしでおともだちには感謝×3です。

今でこそ、いちおう計画的に交配をしてタネを採っていますが、雪割草を始めた頃はタネはみな虫任せで受粉して、種まきもせずにこぼれダネで発芽したものをポット上げするというイイ加減なことをしていました。
そうしてできた子の中で、2003年に一番最初に鉢あげして手元に残した株が下のようなお花です。
実生
弁が細いのですが多弁気味で、青紫の糸覆輪になっていました。当時は覆輪のお花を持っていなかったので、この程度のお花でも私にはとっても貴重で新鮮でした。

あまり丈夫な株ではなかったので大して殖えもせず、調子の悪い時は覆輪も見苦しくなったり花の形がゆがんだりして見るにたえない時もありましたが、やっぱり実生から一番最初に鉢あげしたお花なので大事にしてきました。

そのお花の今年の様子が↓です。
実生
なんと、包葉も多弁化してしかもキメラ斑まで入っています。つぼみが多数ついているので見てみると、今までと同じように咲くものと、包葉の目立つものと半々くらい?のようです。
大化けにびっくりです。
この子は本当にきまぐれなので来年も同じように咲いてくれる保証はありませんが、この芸が固定してくれたら、なかなか見どころある株になると思います。

びっくりするほど親と子が違う雪割草。
同じ株でも全く違う花を咲かせたりする雪割草。
そんな不思議が株の数、育てた年数あると思うと、雪割草の魅力にますますおぼれてしまうのです。
雪割草 | comments (8) | trackbacks (0)

写真が撮れなくて

雪割草は、千重咲や三段咲など未開花のものもまだあって、途中まで開きかけたお花などもあるのですが、このところの寒の戻りで、お昼になってもしょぼんとうなだれたままです。
実生のお花も写真を撮ってからナンバーをつけて別ブログにUPしないと花や古葉を切る作業が出来ないので、庭仕事もいったん停滞です。
早く寒波が去ってくれないかなぁ。

今日も間に合わせに他のお花の写真を。

ビオラ
門へのアプローチに立てたラティスのハンギング。いつもビオラを植えます。
無理やり一年草で飾ろうと思わずに、冬には冬の枯れた庭を楽しめばいい、と尊敬する園芸研究家はおっしゃっているのですが、やっぱり色のない庭はさみしくて毎年植えてしまいます。私は軟弱者。

プリムラ
門柱につけたハンギングに植えたプリムラ・ジュリアン。
この色とってもきれいで、いつもは一年草はなるべく安いのを買ってくるのに、大枚398円もはたいてしまいました。
これで夏越しできたらモトはとれるけど、いつも失敗しています。

イフェイオン
ずっと以前球根をいただいたイフェイオン・ロルフフィドラー。水遣りをした後の水滴がきれいで。

フランケティ?
地植えのイカリソウ。これは中国産で、おそらくフランケティじゃないか?と思っていたのですが、中国産のこの手のイカリソウの分類はなんだかややこしいことになっているそうで、いわば「正体不明の存在」です。
花弁に陽が透けて。
庭つれづれ | comments (5) | trackbacks (0)

お富さん

11年前にこの家に引っ越してきて、それまで団地の照り返しのきついベランダでしか花を植えられなかったので、地べたに植物を植えられるのがうれしくてうれしくて、何でもかんでも植え込みました。

だんだん、地植えではもたないものもあることがわかってきて(というのは枯れたり貧弱になったりしたからですが)植え替えたり他のものに置き換えたりしていったのですが、そんな中で生き残っているものがいくつかあります。

そういう植物の内のひとつに、エリスロニウム「パゴダ」があります。
黄色い花の咲く、アメリカ原産のカタクリの仲間です。

植えっぱなしで施肥もしないのに、もう7・8年、毎年咲いてくれていました。
それが今年は芽だしの気配すらないようで、ああ、とうとう死んでしまったか、とさみしく思っていました。

ところが…

あらまあ
↑生きていました!
今年は春がかなりの駆け足だったので、雪割草の咲き出しより少し遅れて芽が出てきたのでした。

「生きていたとは!」
隣のハニワさんも驚いています(笑)。

もうひとつ、植えっぱなしの子を。

ユキモチソウ
ユキモチソウの芽です。
アートのようなその形態から、神経質な山草のようなイメージがありますが、なかなかどうして丈夫でほったらかしに耐えるいい子です。

性転換するユキモチソウ。今年は男の子かな?女の子かな?

イカリソウがどんどん咲き出しました。雪割草はまるで追い立てられているみたい。

プベスケンス
↑「天の川」の名前で知られているエピメディウム・プベスケンス。

桃冠
↑背丈は低いのに大柄の花を咲かせる「桃冠」ことE.レプトリズム。

カンタブリギエンセ
↑植えっぱなし放任と言えばこの人。E.カンタブリギエンセ。花は小さいですが根茎で殖えて無数の花穂を上げるさまは圧巻です。
庭つれづれ | comments (6) | trackbacks (0)

許されざるものたち

それは、先週の土曜にはじめて気がつきました。

「御所桜」という二段咲の雪割草が家にあるのですが、この子は病気などには弱くないのになぜだかいつまでも大きくなれず、もう5年くらい家にいるのに1芽のままなのです。
今年も3輪だけ花がつきましたがとにかく殖えてもらおうとつぼみのうちに花を切って日光浴場に移動させておきました。

雪割草は多いものでも1芽に7枚くらい、少ないものだと1芽に2枚ほどしか葉がつきません。そして、春のこの時期に一回葉が出ると以降は次のシーズンまで同じ芽からは葉が出ません。
だから1芽きりしかない株の葉というのは大変大事です。
5枚なら5枚の葉で一年分の光合成をまかなって丸一年生きるわけですから。

この「御所桜」も5枚葉が出ることがわかっていました。葉が5枚出るというのは雪割草の芽としてはようやく中堅どころ。順調に行くともう1芽殖えてくるかも?という微妙なところです。

ところが、その土曜日。
葉が、プチっとちぎられていました。
「御所桜」4枚しか葉がありません。

なぜ?
どうして?
いったい誰が???

ヨトウムシはいないし、ナメクジはまだ活動していません。
それに、食害、という感じではないのです。いたずらみたい。

????

日曜日の雨の止み間、また気がつきました。
今度は「白清梅」という葉芸のある標準花の葉が一枚足りません。
これも丈夫なのになかなか殖えない子です。

なんで?
いったい?
だれやねんっ!!??

日曜日の夜は傘を差して懐中電灯をもって見回りをしました。
でもやはり食害ではないようです。

葉が一枚くらい、と思われるかもしれませんが、雪割草の葉は本当に大事なのです。5枚の葉が4枚になれば一年間の生産性は8割になります。
もちろん翌シーズンの花は貧弱になりますし花が咲かないこともあります。もし何か病気や食害のアクシデントに見舞われれば枯死することもありえます。

月曜日の朝は無事でした。
ところが、今朝…

被害1
この間京都で買ってきたばかりの苗のうち、未開花の2つの葉っぱをやられました。一方は丸坊主です。これはほとんど危篤状態です。

被害2
探してみたら切られた葉はこんなに…

こんなことするのはきっと鳥に違いありません。
この時期、よく、桜の花やレンギョウの花など突っついては落とすヒヨドリなど見かけます。

よくも、よくも、よくも…!!!!

メラメラ

焼き鳥にしてやるっ!!!!!

…とは思いましたが、捕獲する術もありません(し、野鳥を捕まえてはいけません)ので、

ネット
とりあえずネットをかけました。

昨年まではこんなことなかったのに。鳥の馬鹿。
雪割草 | comments (8) | trackbacks (0)
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実は図書館で借りただけでまだ買ってないのですがこれをひとりの方が書かれたというのがスゴイです。

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ものすごくマニアックなものでなければこの1冊で山野草栽培はOKという感じです。