前に、奈良のあるところでお店を構えているあるパン屋さんがブログで、「バンダナパン屋」という言葉で自分とはスタイルの違うパン屋さんを揶揄っていた。
私が理解したところによると「バンダナパン屋」さんというのは、ロハスっぽくて、商売っ気よりも自由っぽさが売りで、週のうちの2日とか3日、あるいは季節的にしか営業してなくて、手作り市みたいなイベントを重視していて…みたいな。
(書いた人はもしかするとそういう意図でなかったかもしれない。私が受け取ったのはそういう定義っぽい。)

奈良にもそういうバンダナパン屋さんはいっぱいある。すごい山奥で薪窯でパンを焼いてたり、週末しかやってなかったり。受け取る側としてはおいしければそれでもいいし、でも、今日は開店してるだろうとわざわざ出かけたのにやってなかったりしたら悲しいけど、それもまた出会いモノみたいでおもしろいし。
(パンだからそれもありなのかもしれない。作り手側はそういう意識ではないだろうけれど所詮主食はコメだからと無意識にコッチは思っちゃってる。)

まあ、だから、バンダナパン屋というのは私みたいな生活のレベルだと、どうしても暮らしに必要なものではない。たまにあるとおもしろいしおいしい、みたいなもの。

で、

なんかパン屋さんの映画があるのらしい。

しあわせのパン公式サイト

どういう内容かはよく知らないので先入観で書いてはいけないんだろうけれど、やっぱり、高校前とか商店街にあって毎日ひきも切らず誰かがパンを買いに来るパン屋さんというようなところではないようだ。

田舎にぽつんとあるほっこりパン屋さんの話は、性格の悪い中年の私にはちょっとぬるそうでわざわざ映画館に足を運ぶこともないが、主題歌が「ひとつだけ」なので…

16歳の私は、学校帰りに商店街の古いレコード屋で取り寄せ注文した矢野顕子の「ごはんができたよ」を自転車で20分も走って受け取りに行って、その日は2枚組のレコードをなんどもひっくり返して聞いた。カセットテープに録って毎晩この「ひとつだけ」を最後の曲にして眠りについた。

もう矢野顕子を普段聞かなくなって何年にもなるけど、「ひとつだけ」は私の中では別格。
イマーノさんが矢野顕子との共演でこの曲を選んでいたということが本当にうれしかった。
たとえてみると、この歌は私にはおコメなのかな。

映画は「ひとつだけ」の歌にインスパイアされてできたものだとどこかで読んだ。私には、バンダナパン屋とこの歌が結びつかないんだけれど、映画を見たらわかるのだろうか。

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