ダニエル・キイスの「タッチ」を読んだ。
ダニエル・キイスは「アルジャーノンに花束を」は何度か読んで、「24人のビリー・ミリガン」は確か読んだはずだけど頭に残ってない。
図書館にはたくさん本があるから、えり好みしなきゃいくらでも読む本があるはずなんだが、私は小説は偏読傾向があって気に入った作家のしか読まないし、それでもレビューなど読んでお気に入り作家はずいぶん増やしたんだけどこのごろはそれも尽きてきちゃったので、今まで食指の向かなかった外国作家のも読もうかと思って背表紙を見ていて行き当たったのが「タッチ」だった。

パラパラめくってみたら「放射能」の言葉が出てきたのでこりゃいけると思って借りたものの、このところ、夫の出勤が遅く帰宅が早くなって自由になる時間が減りなおかつ、日中は庭仕事で忙しくてちっとも手をつけられず、今日は増税前で夫が店の手伝いに行ってて帰宅が遅いのでやっと時間があって読み終わった。

若い夫婦がひょんなことから放射能汚染に巻き込まれてしまい、自らの健康被害や偏見からの社会的疎外・攻撃を受けつつ、また自らも汚染を広めてしまったという自責に苦悩し、それが彼らそれぞれの来し方行く末を自答するきっかけにもなって・・・と言った内容。
私が4歳の時に書かれた小説らしいのだが、科学的技術ははるかに進歩してきているはずなのに、3.11後の日本はここから何も変わっていないのじゃないかと思えるのが本当にばかばかしい。いつもいつも、金儲けしたい奴らはうまく丸め込もうと必死だし、無知と偏見は本当の被害者をさらに痛めつける。

巻末に記されている実際にあった放射能事故に、フクシマのことは載りはしないだろうが(原発事故についての記載はないので)、チカラがいかに事実を隠蔽するかという証左にはもっともふさわしいと思えるのだが。

 
 
そうそう、今日は「花子とアン」を視た。
「赤毛のアン」シリーズを楽しんで読んだものならわかる、アンの性質やエピソードを花子の行状にひっかけてあるのが面白い。
空襲の日がプロローグというのはこのドラマ単独でみたら妥当だと思うのだけど、「ごち」が焼け跡の雑炊振る舞いから描かれていたのとかぶって、ちょっと二番煎じっぽいなと感じた。
どうかな、楽しませてくれるかな、この先。

140331

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