図書館で2週間前に順番がまわってきたので借りてきて、昨日医者の待ち時間で読み終わった。

最初の方に、アドラーの心理学は、心理学とはいっても哲学である、と言うようなことが書いてあったと思うのだけれど、たしかにこれは哲学だと思う。
主観的観念論という名の。
・・・だって、幸も不幸も自分しだいっていうんだもの。

不幸であると認識するのは、その不幸がその人が楽に生きるための「人生の嘘」に必要であるからだ、と著者は説く。
では、その不幸である人たちの中に、戦地で爆撃にあい無残に殺される、まだ自我のない赤子は入っていないのか。彼らは不幸と感じないので幸福なのか、と聞きたい。

ある人が不幸であった過去に縛られて今を幸福と思えないのは、現在を生きる勇気がないからなので、勇気を持って過去を断ち切り、今を生きるダンスをせよ、と著者は説く。
しかし、不幸な過去の正体は非常に個人的なものも含まれれば、社会によってもたらされるものもある。
個人的なことなら断ち切って今を精一杯生きることも1つの方便だろう。
しかし、社会的な不幸は、それを絶とうと社会の成員が闘わなければ際限なく繰り返される。
ただ忘却していては社会の進歩はありえない。

さまざまな「自己啓発」の、これは底本のようになっている心理学なのらしいのだけれど、「自己啓発」というものの存在は、多くの場合、迷って生きている人を食い物にしたり、どこかの誰かに都合のよい思考停止の人間を量産したりすることに役立っているので、この本にもそんな胡散臭さを感じずにはいられなかった。
自己の承認欲求を否定するために他者への貢献を求めるあたり、社畜や戦時標語を思い浮かばずにいられなかった私はヘンなのか?

・・・と、辛口の言葉を書いたけれど、生き難いと感じている人が足を踏み出したいと思っているときに、自分自身に認知療法を施すつもりでこの本に書かれていることを生活に取り入れるのは悪くないかもしれない。
残念ながら、私は、今年の2月に元友人からどん底に陥れられて這い上がってくる過程で、この本に書いてあったようなことを自分で掴み取って今実践している最中で、いわば「時遅し」というような感じなのだけれど、この本の終わりに、アドラーの心理学をもっと早く知りたかったと言う青年に哲人が答えたように、だからこそちょうどいいタイミングだったのだろう。そうでなければ、この本の毒におかされていたかもしれない。

私の実践については、またいずれ書きます。

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22日の昼に、血が出たので、前にもこんなことがあったなぁでもなんともなかったもんなぁと思いながら、でも50歳だし放置プレーもまずいかなぁと今日医者に行ってきた。

S字結腸まで内視鏡で診てもらったけど何にもまずいものはなかった。
シロ!
ただし、前回検査から4年経ってるので大腸レントゲンの予約を入れてきた。
お金かかるしおかゆも下剤もやだけどしようがない。

しかしどこから出たの?

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「柳緑花紅」の方に書いたチランジアリース(逆光だけど)。

だいぶ間が空いちゃったけれど。

記念館の2階への階段を粛々と登る。
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見えてきた。

展示のほとんどは当たり前だけど撮影禁止。
キヨシロー個展でも見た、油絵やペン描きのイラストのうちのいくつかが展示されていた。

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撮影可のホール。

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ファンクラブのグッズかな?

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ポスター類。

キヨシロー画伯の描かれたブラックジャックを額装して展示してあるコーナーもあった。

パネル展示に、手塚治虫がマンガで表現していたことと、キヨシローがエッセイやインタビューで語っていたことの共通性に言及したものがあり、ほんとうにほんとうにうれしかった。
戦争がいかにおろかなことか、平和が、命がいかに大切であるか、大好きなおふたりに並んでハッパかけられているような気がした。

私もきっと、同じ遺伝子をもらってる・・・
やっぱり偉大だ、ふたりとも。

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見にくい画像だけれど、火の鳥が飛び去っていく様子を石のモザイクにしてある。
記念館の円形の玄関の床。

斉藤和義も「Phoenix」を歌っていたよな。
この火の鳥は私には二重写しだ。

昨日、11月16日、兵庫県宝塚市の手塚治虫記念館に行ってきた。

なぜって?それは・・・
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↑こういう催しをやってるからさ。

すぐ北側の「宝塚ガーデンフィールズ」には2回行ったことがあるのだけれど、「ヅカファン」(タカラヅカぢゃなくってよ♥)である私であるのに、開館20周年だというのに、手塚治虫記念館は実は初めて。

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エントランスにある火の鳥像。
「宝塚市平和モニュメント」とある。

モニュメントの碑文。

火の鳥の原典は、ロシア民話の中で、自らの体を炎に焼き、その炎の中から復活し永遠に再生し続ける「生命の象徴」として登場します。火の鳥は、故手塚治虫氏によって古代から未来へ永遠と続くあらゆる生命の観察者としての使命をあたえられ、人類が何度も繰り返したみにくい戦いの歴史を見守りながら、戦争のない平和な世界がつくられ、宇宙に存在するすべての命が大切にされることを願っています。

・・・読むとなんだか涙がじわっとくる。
火の鳥像から玄関に向かうと手塚キャラたちの手形足形が。
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手形も入りきらないマグマ大使。

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わ~~~い、初恋の人とタッチしちゃった♪♪

そして館内に入る。
ホールから中に進むと、「火の鳥」望郷編の、ムーピーの入ってたガラスカプセル型の展示ケースが並ぶ。
その中に、手塚治虫の生い立ちと仕事の足跡を時系列で追った展示がある。
で、
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ブラック・ジャックの生原稿だ~~
めっちゃ感激!!!!
セリフ、切れちゃってるけど、
「私が 生きる ために!」だよな~~

・・・興奮さめやらないまま、その2へ続く。