熊野古道の初心者向きコースでアサマリンドウが咲いているというので、かなり長いドライブになるけれど夫が連れて行ってくれるということで家を6時に出た。

京奈和で五條までの間、朝焼けの山の上にピカピカの飛行機雲を引いた飛行物体を見たり、168号線大塔のあたりで例によって猿軍団をみたりして、スリルのある道と走りやすい道を繰り返し8時半ごろ和歌山県田辺市本宮についた。

熊野本宮大社の無料駐車場に車を止めて、龍神バスで「発心門王子」というバス停まで行く。そこから7㎞の熊野古道を本宮大社まで下りていく、というとても簡易なコースなのだった。
バスは9時20分発のはずだったのだが、前のバスが遅れたらしくて8時48分に来て、あわよくそれに乗ってしまった。バスに乗車した人の7割がたが海外からの方。奈良の市内循環バスより外国人比率が高いというのにビックリ。しかもこんなに不便なところなのに。


発心門王子。


世界遺産の碑。

薄暗い山道と、小さな集落を縫う生活道路が一つの道としてつながっている。果無集落を歩いた時と似ているのはまわりの植生や陽の光が似ているからかもしれない。信仰の道というと勝手になんだか湿っぽいイメージを持つのだけれど快晴の秋の日差しのせいかとても明るい感じがした。


八咫烏のおみちびき。

舗装された山道の脇に、あった。

いくつもいくつもみつかるアサマリンドウなのだが、日が差さない道だからか快晴のせいで朝の気温が下がったからか少しも開いていない。バスの時間が早かったのもいけなかったか。


全部つぼみ・・・

少し先に歩いている女性のグループが、ガイドさんに連れられていて、そのガイドさんが「午後歩くところにまだ群落がありますからそっちは咲いてるかも・・・」という声が聞こえてきたので、かすかな期待を寄せるのだった。


ちっちゃなちっちゃなキッコウハグマなどを写真に撮る。


水呑王子の碑。ガイドさんの説明を何とはなしに聞いてしまう。お金払っていないのに心苦しい。


少し歩くと開きかけのがあった。


この景色覚えてる。朝ドラの「ほんまもん」のロケ地だそうだ。「ほんまもん」は、根津甚八(昔めちゃくちゃ好きだった)に池脇千鶴が出てたのに、どうしてだか視聴が続かなかったのだった。


すぐ近くに来てくれたジョビ子。ジョビ子同士でケンカしてて逃げてきたのだ。「ヒヒヒ、カカカ」の他にもなんか怒った声でグチュグチュ言ってた。

ちょうどめしバテタイムだったので伏拝(ふしおがみ)王子でお昼。本宮大社の前のお店で買っためはり寿司とおいなりさんを食べた(あまりに腹が減ってて写真を撮らずに食べてしまった)。


伏拝王子を過ぎてまた山道。ヤマハッカ。


あ、咲いてる!


すごい!たくさん!閉じてるのが多いけど咲いてるのもいっぱい。


背丈は低く、10㎝くらい。せいぜい20㎝。葉は幅広く周囲が波打っている。「アサマ」は伊勢の朝熊山からきていてソハヤキ要素の植物。だから紀伊半島でも南のほうにしか自生しない。


いろんなリンドウに会ったけど、私は青い花が好きだなぁとつくづく思う。


咲き残りのシコクママコナがあった。色濃くてあでやか。


三軒茶屋跡を過ぎると「いかにも熊野古道」という道になった。先を行くのは外国のかた。
この登りを終えると長い長い下りに入り膝にそこそこダメージが来たところで本宮大社についた。
ざっとお参りをして(かみさま信じてない)、有田みかんのアイスキャンディを食べてから車に戻った。
本当は湯の峰温泉に浸かりたかったけど日が暮れてから天辻峠を超えるのは怖いので十津川の道の駅で足湯に浸かるだけで辛抱した。

夫、運転ご苦労様。
写真たくさんのエントリーにお付き合いありがとうございました。