星野源の新しいアルバム「POP VIRUS」中の「Pop Virus」という曲のMVが先日発売前にYouTubeにUPされていたのだけれど、初めて聞くのは視覚的な刺激のない状態がよかったのでCDで聞いてからYouTubeの方を見ようと思っていて、昨日の夜初めてYouTubeの方は見たのだ。

米津玄師の「Lemon」の曲中に、声のサンプリング?で「ウェ」という音が入っていて、それはメロディを追っているととても引っかかるというか軽度な耳障りというか、それでもあれは、ものすごい美人にホクロがあるような、かえって曲を強烈に印象付けるような仕組みなのだなと考えたりするのだけれど、「Pop Virus」の曲も、出だしのAメロがアコースティックな音で、同じAメロの繰り返しの中に強烈に機械の音を入れてくるのは同じような効果を狙っているのだろうとCDを聞いて考えた。ガシャーンというガラスか陶器が割れるような音もサンプリングなのか?

MVではそうした音の変化を映像で表現しているのだけれど、その「割れる音」を表現していたのがどこかのメトロの床に叩きつけられたシクラメンの鉢植えだった。

そもそも、「POP VIRUS」のジャケ写が気に入らなかった。
心臓のような形の土くれからこの世にない花が咲いている(花の形は八重咲のゼラニウムのようだけれどゼラニウムにはない色、その花を咲かせている茎葉は単子葉類)様子。土から掘りあげられて根がむき出しになっているこの花が実在しないものでも、花の咲いているときにこんな風に根を痛めれば植物はとてもしんどい。

映像として印象的かもしれない。割れる音が無機物よりも、生きているものの方が刺激的なんだろう。

でも、生きているんですよ。


0:51のところで割れます。

アルバム自体は楽しんで聞いた。2曲目の「恋」がもう古臭く感じられるような。ただ、無機質な音を多用した実験的な曲たちを、「YELLOW DANCER」を繰り返し繰り返し聞いて楽しんだように「おいしいスルメ」として食べられるかな?というのが今はまだわからない。
「Get a Feel」と「Dead Leaf(山下達郎のコーラスに震える)」が好きかな。


大阪・光の饗宴2018にて。ワンコのちょうちん。