初めて見たカモ。ホシハジロ。

今日は大阪の長居公園にある自然史博物館の年に一度のイベント「自然史フェスティバル」に行ってきた。
日本野鳥の会大阪支部主催の初心者向けバードウォッチングに参加した。
11月中旬も終わりなのに暖かすぎるので渡ってこない鳥も多いらしくて、見られた鳥は少なかったけど、カラスと追いかけっこするオオタカも見られたし、このホシハジロも初めての鳥だった。

フェスティバルのブースは魅力的で楽しんだ。欲しいものがあんまりたくさんありすぎて(鳥の卵の形のバードコールとか、カエルの柄のポーチとか、魚の骨格標本に色を付けて樹脂に封じてあるのとか、鳥の図鑑とかあれこれあれこれ・・・)訳が分からなくなっちゃって何にも買ってこれなかった。
帰宅してtwitterで自然史フェスティバルを検索したら、私たちが見たブースじゃない写真がいっぱいあって、一部しか見てこなかったことに気付き愕然。夫が最近大好きな鉱物のブースもあったようだ。私も植物のブースが何でないのかな?と思っていたので地団太踏んだ。
これは来年も行かなきゃ。

やっぱり私は生き物が好き。

熊野古道の初心者向きコースでアサマリンドウが咲いているというので、かなり長いドライブになるけれど夫が連れて行ってくれるということで家を6時に出た。

京奈和で五條までの間、朝焼けの山の上にピカピカの飛行機雲を引いた飛行物体を見たり、168号線大塔のあたりで例によって猿軍団をみたりして、スリルのある道と走りやすい道を繰り返し8時半ごろ和歌山県田辺市本宮についた。

熊野本宮大社の無料駐車場に車を止めて、龍神バスで「発心門王子」というバス停まで行く。そこから7㎞の熊野古道を本宮大社まで下りていく、というとても簡易なコースなのだった。
バスは9時20分発のはずだったのだが、前のバスが遅れたらしくて8時48分に来て、あわよくそれに乗ってしまった。バスに乗車した人の7割がたが海外からの方。奈良の市内循環バスより外国人比率が高いというのにビックリ。しかもこんなに不便なところなのに。


発心門王子。


世界遺産の碑。

薄暗い山道と、小さな集落を縫う生活道路が一つの道としてつながっている。果無集落を歩いた時と似ているのはまわりの植生や陽の光が似ているからかもしれない。信仰の道というと勝手になんだか湿っぽいイメージを持つのだけれど快晴の秋の日差しのせいかとても明るい感じがした。


八咫烏のおみちびき。

舗装された山道の脇に、あった。

いくつもいくつもみつかるアサマリンドウなのだが、日が差さない道だからか快晴のせいで朝の気温が下がったからか少しも開いていない。バスの時間が早かったのもいけなかったか。


全部つぼみ・・・

少し先に歩いている女性のグループが、ガイドさんに連れられていて、そのガイドさんが「午後歩くところにまだ群落がありますからそっちは咲いてるかも・・・」という声が聞こえてきたので、かすかな期待を寄せるのだった。


ちっちゃなちっちゃなキッコウハグマなどを写真に撮る。


水呑王子の碑。ガイドさんの説明を何とはなしに聞いてしまう。お金払っていないのに心苦しい。


少し歩くと開きかけのがあった。


この景色覚えてる。朝ドラの「ほんまもん」のロケ地だそうだ。「ほんまもん」は、根津甚八(昔めちゃくちゃ好きだった)に池脇千鶴が出てたのに、どうしてだか視聴が続かなかったのだった。


すぐ近くに来てくれたジョビ子。ジョビ子同士でケンカしてて逃げてきたのだ。「ヒヒヒ、カカカ」の他にもなんか怒った声でグチュグチュ言ってた。

ちょうどめしバテタイムだったので伏拝(ふしおがみ)王子でお昼。本宮大社の前のお店で買っためはり寿司とおいなりさんを食べた(あまりに腹が減ってて写真を撮らずに食べてしまった)。


伏拝王子を過ぎてまた山道。ヤマハッカ。


あ、咲いてる!


すごい!たくさん!閉じてるのが多いけど咲いてるのもいっぱい。


背丈は低く、10㎝くらい。せいぜい20㎝。葉は幅広く周囲が波打っている。「アサマ」は伊勢の朝熊山からきていてソハヤキ要素の植物。だから紀伊半島でも南のほうにしか自生しない。


いろんなリンドウに会ったけど、私は青い花が好きだなぁとつくづく思う。


咲き残りのシコクママコナがあった。色濃くてあでやか。


三軒茶屋跡を過ぎると「いかにも熊野古道」という道になった。先を行くのは外国のかた。
この登りを終えると長い長い下りに入り膝にそこそこダメージが来たところで本宮大社についた。
ざっとお参りをして(かみさま信じてない)、有田みかんのアイスキャンディを食べてから車に戻った。
本当は湯の峰温泉に浸かりたかったけど日が暮れてから天辻峠を超えるのは怖いので十津川の道の駅で足湯に浸かるだけで辛抱した。

夫、運転ご苦労様。
写真たくさんのエントリーにお付き合いありがとうございました。

去年、つぼみと実のなったものを見たイチヤクソウに今年はどうしても会いたい。まだお花のきれいに咲いているのは見たことがないのだから。
しかし、梅雨時でお天気と夫の休みのタイミングが合わない。
ネットで情報を探ってみると、なんと近場の二上山でイチヤクソウが見られるというのだ。
矢も楯もたまらず、雨上がりにもかかわらず夫の出勤を待ってバイクでGo!
・・・勇みすぎてカメラ忘れましたがな。道半ばで気が付いて取りに戻りました。

いつものように大阪側の駐車場にバイクをとめ、舗装路ではない、鹿谷寺(ろくたんじ)跡経由で登ってみた。しっかり持ってきたトレッキングポールの出番である。

鹿谷寺は凝灰岩の石切り場の跡地に建てられたお寺で、十三重石塔が残っているんだけれど、石塔は建立されたものではなくなんと、この場にある岩から彫り出されているのだそうだ。
ここから切り出された石で明日香の高松塚古墳はできているらしい。


おじさんは知らない人です。


鹿谷寺跡の裏手から岩場を登ると眺めがよい。ハルカス見えます。六甲山見えます。海見えます。

しばらく登るといつもの登山道に合流。すぐに展望台のある万葉広場に着く。


まだササユリが咲き残っていた。花粉はもう吹いちゃってる。

馬の背へ向かう。


途中、イワガラミが咲いてた。前に来たとき、ツルアジサイかな?と思ってたけどイワガラミだった。まだ葉っぱでは判別できない。

馬の背のベンチで休憩。ものすごく汗をかく。湿気の多い空気が満ちていて汗をかいても体温が下がらない感じ。お茶やらスポーツ飲料のパウチやら必死に飲む。
雨が降ったらいけないので探索を開始。雄岳の方に向かう。


ママコナに会う。シコクママコナやミヤマママコナには会ったことがあるけどママコナは初めて。
道が薄暗いので単焦点レンズだと被写体深度を深くしようとするとシャッタースピードが遅くなってしまってブレてしまう。
ISOを上げると古い方のカメラなので画像が荒くなる。ジレンマ。

脇道も少し探索。
で、あった!のだけれど・・・

近づけない。ズームじゃないからこのサイズでしか撮れず、しかもお花終わってる・・・

別の脇道も探すのだけれど見つからない。ないのかなぁ。
諦めてとりあえず雄岳山頂まで。

雄岳を下りて馬の背から奈良側への登山道を少しだけ下りてみるがやはりない。
諦めて雌岳へ登る。


雌岳への途中にまたササユリ。少し花粉の色が黄色っぽいけど一番のべっぴんさんかな?

雌岳からはまた岩屋峠経由で下山する。


オカトラノオ咲いてた。雄岳途中にあったのはまだつぼみだったから咲いている子に会えてうれしい。

トレッキングポールで楽々下山する。イチヤクソウにはちゃんと会えなかったのでまた情報を探してトライしてみたいな。

去年は結局、咲いているササユリに会えなかったので、とりあえずフォロー的に大神(おおみわ)神社にササユリを見に行ってきた。


まずは腹ごしらえでひさしぶりの笠そばへ。夫のおごり。
笠のあたりにも以前は咲いているササユリを見たものだけれど、この頃は全くなくなってしまった。人が多くなって盗られたのかイノシシか。

大神神社のささゆり園へ。


入口の近くに咲いているヒメユリ。奈良では本当のところ、ササユリよりもヒメユリの方がまれな植物なのだが。


黒背景になったべっぴんさん。


植栽なので各々に支柱があり、風情はない。

ここのササユリは各地から種子を取り寄せて増殖しているので、生粋の奈良らしい形質のササユリは少なく、背の高いのや低いの、葉の広いの狭いの、色の濃淡、葯の色の赤いの黄色いの、いろいろある。
写真には撮ってこなかったけど、石川県産(とネームタグがあった)のでほぼ真っ白のお花があった。背も高く、なよなよしさに欠けて硬質な感じ。場所により個体差激しいのだなと思う。


私の好きな、深紅の葯の咲き始めの子。ホレボレ。


写しやすい個体はなぜか後ろ向き。花数の多い元気な子。


葯の赤い子。花びらが少しフリルで華やか。


これは奈良では見ない黄色い葯の子で私の好みからは外れるけど初々しくてかわいかった。ヒメサユリっぽい。
(いつもの望遠レンズがおねんね中なので鳥活レンズで撮っていてピンアマになってる)


園の外側から生垣越しに撮った子。葯は黄色っぽいけど色が濃くて咲き始めのきれいな感じでステキだった。

植栽のお花は傷みも少ないけれどやっぱり味気ない。自生の子が見たいなぁとやっぱり思う。でも、以前から知っていた自生地では全然見られなくなってしまった。

去年は機会を逸して会えなかったクサタチバナに会いに、行者還岳(ぎょうじゃがえりだけ)へ登った。

朝は5時半に家を出る。登山口のある国道309号線の90番付近は道幅が広くて路駐できるのだが、人気があるのでスペースがなくなってしまうかなと危惧しながら。7時半ごろ着くがなんとか駐車できた。

90番からの登山道は昭文社の地図だと破線扱い。超初心者の私たちで大丈夫か?と去年から危惧していたが、道は明瞭であちこちテープの目印もあるそうなのでダメなら引き返すつもりでトライ。
いつもは一本道の王道な登山道しか歩かないので緊張しながら歩くが事前リサーチが功を奏してちょっと悩むところはあったけれどなんとか道をたどれた。


この登山道のシンボル的大ヒノキ(写っているのは夫)。すごいなぁ。


寄り添って生えているヤマグルマ。ちょうど花時。

しばらく登るとちいさな尾根筋へ。

大普賢岳が見えた。行ってみたいけど、鎖場の多いところらしくて私たちには無理だろうなぁ。


タイタン広場。ここはもう使われていない林道に合流するところで、乗り捨てられたトラック「タイタン」が置き去りになっている。以前は運転席も損傷していなかったらしいのだが倒木があって今はつぶれている。


乗ってた人、どうやって里まで帰ったのかなぁ・・・


ブナの若い実。

ここからはしばらくなだらかな林道の名残を歩き、途中から大峯奥駈道への急登を登る。


目印リボンのある枯れ木にたくさんのセミの抜け殻。小さくてかわいい。

樹林帯を抜けて笹原の登りになり、奥駈道に出た。


こぶのようにきのこが付いた立派な枯れ木。

尾根道から見下ろす木々の中からエゾハルゼミの合唱がうなる。あの小さい小さい体でどうしてあんな声が出るんだろう。
大きなカエデ(ハウチワカエデ系かな?)の目に染みるような緑と真っ青な空!

しばらく歩くと岩場の陰の湿った道に。この先にクサタチバナがあると他の登山者に教えていただく。


ヒメレンゲ。


ミツバウツギ。

かなり登りにくいごつごつした岩の急登を登り抜けたら

クサタチバナのお花畑。


林から吹き上げる風にさわさわと揺れる。


岩場の東斜面に寄り添うように広がるお花畑。その先にはヤマシャクヤクも点在している(もう花後)。


ガガイモ科らしい花の作り。


鼻を近づけるとほんのりいい香りがした。

行こうと思って行けないこともなかったとは思うが、夫の腰が不調だったのでここでUターンして下山。
山頂はまたいつか今度のお楽しみに。
それでも、クサタチバナに会うことができてとても楽しかった。